【夏の鉄分補給】芳賀宇都宮LRTの工事進捗を確認してみた
2022年度に開通する予定の芳賀宇都宮LRT。
こないだ清原球場に行ってきたついでに
LRT工事の進捗状況を見てきました。
宇都宮清原工業団地および芳賀工業団地への交通渋滞緩和と
少子高齢化を見据えた公共交通機関の見直しを踏まえ
宇都宮駅東口と芳賀・高根沢工業団地の間を最速37分で結ぶ
次世代型路面電車システム(通称LRT)が建設中です。
u-movenext.net
その路線の中で比較的工事が進んでいる
清原工業団地内の停留所を見に行ってきました。
まずは清原地区市民センター前停留所。
清原地区市民センター前停留所は
基幹停留所(トランジットセンター)のひとつで
ここを起点として支線バスやタクシーなどへの乗り換えや
パーク&ライド用の駐車場・駐輪場が設けられる予定です。
プロ野球や高校野球に使われる
宇都宮清原球場の最寄り停留所になります。
まだ線路が敷かれておらず、
島式の停留所だけが作られている状態です。
写真右奥にあるのが清原地区市民センター前停留所。
そこから交差点を横切ってカーブしながら
手前に向かって線路が伸びていき、清原中央通りを北へ進みます。
清原中央通りの東側にはすでに線路が敷いてある部分がありましたが
架線はまだこれから。
清原中央通りを北へ進むと、
グリーンスタジアム前停留所に到着します。
Jリーグクラブ栃木SCのホームグラウンドである
栃木県グリーンスタジアムの最寄りになります。
交差点を挟んで南側に芳賀・高根沢工業団地方面、
北側に宇都宮駅東口方面の停留所があります。
停留所の基本的な設置位置は交差点を挟んで
上下線それぞれにホームを設置するようです。
まず南側の停留所から見ていきますが、
この停留所の特徴はというと・・・
列車の追い抜き設備があります。
というのは芳賀宇都宮LRTでは
日本の路面電車では初の快速運転を実施します。
その追い抜き施設がこのグリーンスタジアム前停留所と
車両基地のある平石停留所に設置されます。
車両基地があるのに快速列車が通過する停留所(駅)って
東京メトロ東西線の妙典駅を思い出しますね。
反対側から見ると
側線に各駅停車が入線し、
本線で快速が通過して追い抜くという仕組みではないかと思われます。
こちらの交差点は線路部分もできてますね。
そして宇都宮方面の北側の停留所。
こちらは停留所はできてますが、分岐のポイント部分はまだですね。
ホームから歩道は線路を横切る方式。
踏切のような感じになるんでしょうか。
椅子の後ろに駅名標や時刻表や路線図が書いてあるボードが
設置されるものと思われます。
快速運転は平日のみ(おそらく日中)の設定とのことなので
サッカーの試合がある週末等はどうなんでしょうか。
LRTの支払いはキャッシュレス。
しかも地域連携ICカードが利用できます(栃木は「Totra」)。
もちろんSuicaやPASMOも利用可。
今までバスやタクシーでしか行けなかった地域を
LRTを利用して行くことができるので、
通勤はもちろん出張やレジャーにも使えそうな感じですね。
車両基地でのLRT車両見学会にも応募したのですが
緊急事態宣言で延期になってしまったので
落ち着いたら見学会に行ってその様子もレポートしたいと思います。